ファスティング中に起こる好転反応

ファスティングとは断食のことで、腸内環境を整えダイエットにつなげられるとされています。

一定期間食事を控えることで内臓を休ませて免疫力向上につなげられると言われていて、痩せたいという願望を持っている人以外にも注目されています。

ファスティングは人によっては開始した2日目あたりにめまいや頭痛、だるさ等の体調不良が起こるようになったという声もあります。

しかし、これは体内で症状の改善をしている際に一時的に体調が悪くなっている好転反応によるものです。

この反応が起こることにより、徐々に体の外へ毒素を排出させてリセットしています。

また、この反応は初めてファスティングを行う人や日頃不摂生な食事をとっていた人は強く出る傾向があります。

よくマッサージに行った後体がだるくなるといった症状が出る事がありますが、好転反応も同じです。

断食中常に出ているものではなく、日を追う毎に症状が軽くなっていきます。

反応が出た時は、軽い症状であれば激しい運動は控えて足湯や半身浴で体に負担をかけずゆっくりと過ごすことが重要です。

あまりにも強く反応が出ている場合はスープやおかゆなどの回復食を食べて、一度断食を中断させることもあります。

仕事や家事、育児で体を休ませる時間が取れない人は、1日2食に制限する半日断食を検討するといいでしょう。

なお、すべての体調不良が好転反応とは限らないので、症状が起こったら自己判断をせず、医師の判断を仰ぐことが必要です。